共進建機について
‐なぜ?どうして?もしかして自分がおかしいのか・・・自問自答の日々のなかで‐
私、野村は元々工業用機械の営業マンでした。
当時は「機械を売る」ということが仕事でしたので、県内はもちろん、全国を飛び回っておりました。
その土地土地によっても多少異なりますが、様々な規模の土木業者の方が同じような悩みを抱えていることを知りました。
始めのうちは、それ程気にならなかったのですが、会う業者さんが口を揃えて同じことを言っているということに気が付いたとき、「どうしてなんだろう?」と疑問に思うようになりました。
その相談の内容とは「うちの作業員は、元請けさんやお客さんに挨拶ができない人間が多い」
また「元請けさんやお客さんに対する態度が悪い」、 酷いときには「元請けさんが注意しても現場のルールを守らない」ということでした。
これはどういうことなんだろう?ちょっと大げさなんじゃないのか?と思っておりましたが、
営業をしている時には、私はほとんど土木作業員の方と直接お話しをするような場面が無かったので、 実際のところは、皆がいう程ひどくはないだろうと思っておりました。
その後何年か機械の販売をしていたのですが、あることがきっかけで、私はスコップ1本とトラック1台を購入し個人事業主の野村建材として土木業界に参入することになったのです。
意気揚々と土木業界に参入したところまではよかったのですが、そこから苦しい戦いが始まりました。
土木業界に参入した私は、「お客様を満足させる」という信念を持って必死に業務をこなしていきました。
仕事量がみるみるうちに増えたこともあり、外注として仲間の業者にも仕事を手伝ってもらう機会が増えたのですが・・・
営業をしていた時に土木業者の方から相談されていたことが、私自身の悩みとして降りかかってきたのです。
始めのうちは、「どうして仕事を依頼している自分が嫌な思いをしなくてはならないんだろう?」とか> 「なぜこんなにいい加減なことをして平気なんだ?」とか、「挨拶すらできないってなんなんだろう・・・」とか、とにかく、人間関係で悩みに悩みました。
‐誰が何と言おうと、土木業界をサービス業の業界へ押しあげる!‐
そしてある日、どうしても納得がいかないことがあったので注意をし、関係各社に色々と進言すると 地域の名前はだせませんが、ある地域の土木業者の中で完全に孤立させられてしまいました。
始めのうちは完全に孤立させられて悔しくてしょうがありませんでしたが、 悩んだ末に、「議論で勝ったとしても、人の気持ちを変えることはできないし、それが何になるんだ!」という結論に 達した私は、それまで以上に「お客様を満足させる」ということを徹底するようになっていきました。
その頃から、こんなことを考えるようになりました。
「土木業界もサービス業のように、お客様に対して感謝の気持ちを込めてしっかりとサービスできれば最高なのにな・・・!」
「ん?サービス業のような意識を土木業者が仕事をする?」
「そうか!それならまず自分が土木の施工業者として、まずはサービス業の領域へ挑戦すればいいんだ!」という経緯からこれまでの個人事業主の野村建材ではなく、もっと社会に貢献する!という気持ちを込めて株式会社共進建機をスタートさせた次第であります。
小さなことからコツコツと!まずは自分にできることを行うだけ!
共進建機で働いてくれる社員を幸せにする義務はあるけど!不幸にする権利は自分にはない!
ならば、私にできることは、気性の荒い土木業界の中で、良い意味で異質な存在となり、多くのお客様に喜んで頂けるようなサービスを展開し、一生のお付き合いができるような人間に自分自身が成長していくより他はない!
そしていつか、土木業界はサービス精神が旺盛な業界だ!といわれるように会社を挙げて尽力することを共進建機のミッションとして、決してぶれることのないことを自分自身の中で厳かに誓っております。