名古屋市の残土処分
名古屋市緑区からの残土搬出を行いました。新築住宅造成に伴う基礎工事からの残土です。この地域は名古屋市中心地へのベッドタウンとして近年発展が続いており、徳重駅が出来たのも記憶に新しく、今回もその徳重駅から10分ほどの現場でした。
事前の打ち合わせでは40㎥程の残土の処分の依頼で、通常ですと2日の工程を組むのですが
『地鎮祭の期日も迫っており工期に余裕が無い為1日で終わらせて欲しい!』
との事で、4tダンプを2台使っての工程に変更しました。
と、なると次の問題は残土の受入れ先の手配になります。名古屋市内にも残土受け入れ先はあるのですが市外へ運び出すのと比べると圧倒的に割高になります。と言いますか実は、ここ最近残土処分費が高騰しております。山梨県で起きた建設残土の不法処理もそうですが、残土処分の質の厳罰化や処分場の数が減っている、という様々な理由からです。
ただ幸いにして弊社にはこれまで築き上げた独自のネットワークがありますので、お隣の日進市に残土受けれ先を手配しました。現場からの距離と残土の積込み・運搬・残土の処分(ダンプアップ作業)を1セットで計算すると1時間で収まります。という事は4トンダンプ1台で7回走れます。単純計算で2台で約40㎥の残土処分は可能です。
当日現場に入り残土を確認しましたが、前もって聞いていたように土の質は問題ありませんでした。先述の様に元々この地域は中心部のベッドタウンという事で宅地造成されている分、解体後の残土とは訳が違いそのまま処分出来るケースがほとんどです。
施工のオペさんと一日の段取りなどの簡単な打合せをして積込み開始です。当日中に終わらせなければいけない、という焦りはあるもののここで事故を起こしては意味がありませんので終始確認作業を徹底しました。もちろん住宅街ですので、現場に面した道路に
土を引っ張らない、等の配慮も徹底しました。
道中での道路の渋滞などありましたが、それも想定内でしたので“慌てず騒がず”で作業し、みるみる残土は減っていき午後からは気持ち的にも作業自体も少しペースを落とすことが出来ました。毎回思うのですが、やはり午前中は一番焦ります。笑
残土の搬入先も気持ちよく受け入れて下さり、現場のオペさんともスムーズな連携プレーで作業が進み、予定通り1日で無事完了しました。
恐縮にも『助かったよ!ありがとう!!』と言って頂きましたが、やはりこの一言に尽るなぁと実感しながら帰路につきました。